予防歯科
予防歯科について

当院の予防歯科の特徴
予防歯科とは
「悪くなったら行く場所(痛い、削る、抜く)」でしたよね。しかし、予防歯科はその真逆の発想です。「悪くならないように、健康で幸せな状態をキープするために行く場所」、それが予防歯科です。
私たちが最も大切にしている「一生、自分の歯でおいしく食べて笑顔で暮らす(口福=幸福)」ための基盤となります。
医院の診療体勢について
(歯科衛生士担当制など)
歯科衛生士担当を取り入れております。
口腔内の変化にいち早く気づくことができる。
言わなくても分かってくれる信頼関係の構築
一人ひとりの生活に合わせたアドバイスを送ることができる。
患者様への理解がより深くなり、歯科医師との連携もスムーズに行うことができる。
予防歯科の重要性
予防歯科の重要性は「人生の豊かさと幸福(口福)に直結するから」に尽きます。
歯の価値は「1本100万円以上」の資産だから
私たちは「歯を削って詰め物をすれば治った」と思いがちですが、それはあくまで人工物での「修理」です。
現在の医療技術をもってしても、天然の歯(特に、栄養を運ぶ血管や細胞が詰まった歯髄を持つ歯)に勝る人工物は作れません。もしインプラント(人工歯根)で歯を1本補おうとすると、数十万円の費用がかかります。また、裁判などの損害賠償における歯の経済的価値は、1本あたり約100万〜120万円と算出されることもあります。つまり、私たちの口の中には、3000万円以上の価値がある「天然のダイヤモンド」が並んでいるようなものです。予防歯科は、この莫大な資産をすり減らさないための、もっとも賢い防衛手段なのです。
「食べる喜び」と「笑顔」を一生守るため(口福の追求)
人間にとって、おいしい食事を「自分の歯でしっかり噛んで味わう」ことほど、日常的で深い幸せはありません。
ギネス記録にもなるほど長寿の国である日本ですが、「寝たきりではなく、最期まで自分の足で歩き、好きなものを食べて笑顔で過ごす(健康寿命)」ために、歯の存在は不可欠です。
- 歯がなくなると、柔らかいもの(炭水化物など)ばかりになり、栄養のバランスが崩れます。
- しっかり噛むことで脳が刺激され、認知症の予防にもなることが分かっています。
- 綺麗で健康な歯を保つことは、人前で自信を持って笑えるという、心の健康(QOL=生活の質)にも直結します。
お口の健康(口福)は、人生全体の幸福の入り口なのです。
全身の命に関わる病気を防ぐため
「たかが口の中の病気」と侮ってはいけません。予防歯科でケアする2大疾患のうち、特に「歯周病」は、全身の血管を通じて命に関わる恐ろしい病気を引き起こすことが科学的に証明されています。
- 心臓病・脳梗塞:歯周病菌が血管に入ると、血管の壁にプラークを詰まらせ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。
- 糖尿病:歯周病があると、血糖値を下げるインスリンの働きを邪魔してしまい、糖尿病が悪化します(逆に、お口を綺麗にすると糖尿病が改善することも分かっています)。
- 誤嚥性肺炎:特にお年寄りの場合、お口の中のバイ菌が誤って肺に入ることで、命に関わる肺炎を引き起こします。
予防歯科は、単に「虫歯を作らない」という次元の話ではなく、「病気を未然に防ぎ、命を守る」という全身の医療の最前線なのです。
定期健診について

定期健診でわかること
「ただ虫歯があるかないかを見るだけ」と思われがちですが、実際には「今ある問題」「これから起こる未来のリスク」「自分では気づけない体のSOS」まで見つけることができます。
定期健診を行うメリット
自分では見つけられない虫歯・歯周病へアプローチすることができる。
虫歯も歯周病も、「痛くなったときには、すでにかなり進行している」という恐ろしい特徴があります。定期検診では、その前の「無症状の段階」で病気を見つけます。
毎日の歯磨きの答え合わせができる。(苦手な場所を知ることができる)
「毎日一生懸命磨いている」と思っていても、人間には必ず磨き癖(利き手による差や、ハブラシが届きにくい場所)があります。
お口の未来リスクを予想することができる。
定期検診を続けてデータを溜めていくと、「これからどんなトラブルが起きやすいか」という未来のリスクが予測できるようになります。
命に関わるお口の粘膜の異常・がんの早期発見することができる。
頬の裏側、ベロ(舌)の横や裏、上あごなどの「粘膜」に異常がないかも必ずチェックしています。ただの口内炎と思っていたものが実際は悪性のものであったケースもあります。
定期健診でやることは?
口腔内チェック
- 虫歯ができていないか
- 歯周病が進んでいないか
- 粘膜や舌に異常がないか
- 詰め物や被せ物の適合が悪く無いか。
- 歯磨きができているか。できていなければその指導を行います。
- 1年に1度はレントゲン撮影を行い、経過観察及び虫歯の早期発見を行います。
口腔内ケア
- 歯石の除去
- 歯の表面および歯と歯の間の汚れ(プラーク)の除去
- 口腔内清掃指導、栄養管理や摂取の仕方に対する指導
定期健診の流れ(おおまかな流れ)
口腔内の状況の確認

口腔ケア

各種指導

1年に1度のレントゲン撮影

定期健診はどのくらいのペースで通うのか良いのか
基本的には3ヶ月に1度がベースと言われています。
なぜなのか?虫歯菌や歯周病菌はクリーニングにより除去することができます。
ただし口腔内に数千億〜数兆匹いる細菌を無菌状態にすることは不可能なので、再び増殖していきます。
これらの細菌が再結成して骨や歯を溶かし始めるまでの期間がおおよそ3ヶ月と言われています。
虫歯の早期発見もこの3ヶ月という期間が肝になってきます。もちろん個人差はありますので、特に歯周病や虫歯のリスクが高い方は1〜2ヶ月のペースで診ていきますし、逆にとても状態の良い方は半年に1度で診ていきます。
医院で行っている予防歯科メニュー

クリーニングについて
(スケーリング)
保険内での治療は主にスケーリング、専用ブラシによるブラッシング、フロス(糸ようじ)、歯間ブラシ、スーパーフロスによるケアを行います。
保険外のメニューとしてエアフロー(水とパウダーを含んだもので歯の汚れを除去する)を行っております。
保険の範囲内では落とすことのできないバイオフィルム(菌の膜)や歯茎に潜んだ汚れ、着色を除去することができます。
歯石やバイオフィルムについて
歯石について
一言で言うと、「バイオフィルム(菌の膜)が化石になったもの」です。バイオフィルムをハミガキで落とさずに放置しておくと、私たちの唾液に含まれるカルシウムやリンを吸収して、わずか数日で石のようにカチカチに固まってしまいます。これが歯石です。
バイオフィルムとは
一言で言うと、「超巨大化したバイ菌たちの『ネバネバした家』」です。お口の中の虫歯菌や歯周病菌が集まって、自分たちの身を守るために強力なバリアの膜を作り出します。これがバイオフィルムです。
PMTCについて
PMTCとは
Professional Mechanical Tooth Cleaning の略であり、専門家が機械を使って歯を綺麗にするという意味です。
自分自身で綺麗にできる領域はせいぜい50〜60%が限界と言われております。それを限りなく100%に近づけるのがPMTCです。
PMTCの流れ
お口のチェックと歯石取り
専用ペースト(歯磨き粉)を使用し、専用のブラシを用いて歯の表面を綺麗にします。
必要に応じてフッ素塗布を行いコーティングします。